2023年3月30日 密かにメッセンジャーアプリ『エアレペルソナ』がサービス終了しました。エアレペルソナは主にチャットができるメッセージアプリで、電話番号不要でメールアドレスを登録して使用できるアプリでした。
私はこの『エアレペルソナ』を電話番号が付与されないデータ通信SIMで活用していたので重宝していたのですが、サービス終了していたのに気づかず、早急に後継アプリを模索していました。
みんなが知っているLINEアプリは、電話番号が必要なためデータ通信SIMそのまま使うのは難しい。
『Kik』というアプリも検討したものの胡散臭い広告表示がワル目立ちし、あまり周囲におすすめしづらかった。
そこで、行き着いたのがこの『Status』アプリでした。無料なのに目障りな広告表示もありません。
下の画像がチャット画面です。ぽげムたマーク画像も送れるし、他のメッセンジャーアプリとほとんど遜色ありません。
Statusをメッセンジャーアプリとしておすすめするサイトが少なかったので、ダークホースと呼ぶべきかもしれません。
なにせ、Statusの説明サイトは、Web3.0、ブロックチェーンやプライバシー保護、P2PやSNT、イーサリアムなど、こむずしい説明が散りばめられており、メッセンジャーアプリとして使うには敷居が高そうに見えるのです。
ここでは、「Status」の簡単な特徴とチャットアプリとしての使い方についてご紹介します。
主な特徴は、「個人情報が必要ない」。つまり、電話番号も必要ないってこと
- 個人情報を必要としない。氏名、電話番号、メールアドレスもいらないんです。いるのはこちらで指定するパスワードのみ
- ユーザーネームはこちらで指定できず勝手にニックネーム候補が5つ表示され、それから選ぶ
- 別に使わなくても良いが、イーサリアムという仮想通貨の送受信できる
- 無料なのに広告表示がない
他のメッセンジャーアプリにできて『Status』では劣ること
- 通話はできない←SkyPhoneでカバー
- 動画は送れない
- シェアから選択できない
- 送れるファイルは画像ファイルのみ
- メッセージは30日後に自動的に削除される
Statusの始め方
1. アカウント作成
「Status」をダウンロードし、アカウントを作成します。アプリを起動すると、以下のような画面が表示されます。
「鍵を生成」をタップし、アカウント作成の手順に従って進めます。アカウントを作成するには、パスワードとリカバリーフレーズが必要です。リカバリーフレーズは、アカウントにアクセスできなくなった場合に使用するものであり、必ず安全な場所に保管してください。
2. 連絡先の交換
連絡先の交換はメールアプリやSNSアプリでもできますが、今回はQRコード読み取りでの連絡先の交換を紹介します。
QRコードの表示させる側
アカウントタブをタップして、上のアカウント名をタップするとQRコードが表示される。これを相手端末に読み込ませる。
QRコードを読み取る側
アカウントタブをタップして、連絡先から新しい連絡先を追加、相手の名前を入力して右上のQRコードのアイコンをタップする。スマートフォンのカメラモードに切り替わるので、相手のQRコードを読み込む。
3. チャット
「Status」では、匿名化されたチャットを利用することができます。チャットに参加するには、以下の手順に従って進めます。
- 「チャット」タブをタップします。
- 「新しいチャットを開始」をタップします。
- 参加したいチャットルームを選択します。
格安データ通信SIMでチャットしよう!
『Status』は、ブロックチェーン技術を活用したスマートフォン向けのアプリであり、プライバシーを保護する機能や、DAppブラウザなどの機能を提供しています。
それだけを読むと、なんだかよくわからないアプリととらえがちですが、個人情報入力がいらないチャットアプリと読み解けば、なんのことはありません。
LINEを使っている人にはほとんど関係ないかもしれませんが、電話番号が付与されないデータ通信SIMを使っている人にはおすすめのメッセンジャーアプリになります。
すごくニッチな使い方にはなりますが、格安のデータSIMを入れたスマートフォンを子供に持たせている人は、このメッセンジャーアプリでチャットのやりとりができるのでおすすめです。
ハングアウトからエアレペルソナと渡り歩きましたが、現状の最適解だと思います。是非使ってみてはいかがでしょうか?